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カオス

あるときから、カオスという言葉が使われだした。この言葉は主に若者によく使われ、なにかよくわからないこと、状況に対してカオスという言葉を使う。現在でも耳し、もはや公用語になったといっても過言ではないだろう。
このカオスという言葉だが、元々英語でchaosと書き、混沌を意味である。混沌とは、全く状況がぐちゃぐちゃでわけのわからないことである。従って彼らが日常会話で用いるカオスという言葉は(少々乱用し過ぎているが)適切である。
一方で、サイエンスの分野でもカオスという言葉が専門用語として存在する。同じ言葉でも、日常用語と専門用語の意味が異なることはよくあることだが、サイエンス界ではカオスというのは、いくつかのルールに従った状態を指す。また方程式に従っている。例えば有名な例に、二重振り子がある。下記のサイトを見ればわかるが、振り子の先が次にどう動くか予測がつかない。
https://www.youtube.com/watch?v=25feOUNQB2Y
しかし、実際はある運動方程式に従って運動しているため、初期条件(どの位置からどれくらいのスピードで振り下ろすかという情報)さえわかれば、計算式から振り子の未来の運動は決定できる。
しかし、なぜこのように一見、日常用語で使われるいわゆるカオス的運動に見えるのだろうか。逆に我々が一目で予測できる物に単振り子がある。単振り子とは一点を固定されたひもにおもりがついているものである。この運動は一つの周期に従っているため、運動で単純である。だから我々は一目で予測できる。一方、二重振り子場合は周期が二つある。従って一つの周期に別の周期が介在する。これが二重振り子の運動が単純にみえない理由である。一方の振り子が一つの周期で動こうとするのに対して別の周期で動いているものが相互作用するために、複雑な運動をするのである。
しかし、具体的にその機構を知ろうとすると非常に難しい。カオス理論という一つの分野が存在するほど深い内容である。これを勉強してみるとわかるのだが、運動は決定論的であるにもかかわらず、専門家によってカオスの定義がまちまちで決まっていない。
結局のところカオスはいまだよくわからない。

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